【速報】1月8日より中国入国時の隔離不要に！コロナ予防管理措置はほぼ解除の方向へ

2022年12月26日、中国国家衛生健康委員会と国務院は、新型コロナに関して重要な発表を行っています。

渡航者の皆様には大使館等からの公式発表を待ってから判断をいただきたいところですが、かなり重要な方針転換となるため、本記事にて速報を報告します。

国家衛生健康委員会の発表です（中国語です）。
新型冠状病毒肺炎疫情防控通知公告
新型コロナウイルス肺炎の予防と対策についてお知らせ

国務院の発表です（中国語です）。
新型コロナウイルス感染症「乙類乙管」実施に向けた対策のお知らせ
关于印发对新型冠状病毒感染实施“乙类乙管”总体方案的通知

2023年1月8日より新型コロナ予防管理措置は解除されます。

※2023年1月8日追記
中国への渡航日が2023年1月8日以降となる場合は、こちらの手続きフローをご覧ください。
【速報】2023年1月8日以降の中国渡航手続き・税関出入国健康申告について解説

以下、国家衛生健康委員会と国務院の発表内容です（国務院発表は前文のみ）。

新型コロナウイルス肺炎の呼称が変更になります。

中国語では「新型冠状病毒肺炎」と呼ばれていましたが、これが「新型冠状病毒感染」に改称されます。

1月8日より、新型コロナ感染症の予防管理措置を解除し、《中華人民共和国国境衛生検疫法》に基づく検疫管理対象から除外します。つまり中国入国時の隔離も撤廃されます。

新型コロナウイルス感染症は「乙類甲管」から「乙類乙管」へ引き下げとなります。
（日本で言うなら2類から5類への流れです（中国の分類が日本の何類に相当するかは明確ではありません））
この引き下げ措置により、これまでのコロナ禍対策が以下のように変わります。

日本から中国へ渡航する皆様にとって最も重要なのはこの最後の項目です。
中国入国後のPCR検査も隔離も撤廃されることが明記されています。

中国への入国者は、飛行機への搭乗48時間前までにPCR検査を受ける必要があります（この措置に関してはまだ残ります）。

このPCR検査結果が陰性の場合は、渡航前の健康コードの申請は不要です。検査結果を税関の健康申告カードに記入します。
もしPCR検査結果が陽性であれば、陰性に変わってから中国に来ることができるとされています。

中国入国後のPCR検査と隔離は撤廃となります。

※実運用について改めて今後の大使館等の発表をお待ちください
「健康コードの申請は不要、税関の健康申告カードに記入」とありますが、現時点では実際のシステム（特に「税関の健康申告カード」が意味するもの）等でどのように承認を行うのか？もしくは不要となるのかが明確ではありません。
改めて正式な発表が待たれるところです。

国際旅客便に関する政策、いわゆる「五个一」政策も撤廃となります。
（「五个一」とは「1つの航空会社は1つの国向けに1航空便を1週間1便のみ」としていた政策です。実際には徐々に緩和されていましたが、これが今回の発表で正式に撤廃となりました）

これにより国際旅客便の便数制限と座席数制限も撤廃となります。

実際の便数は需要を見ながら各航空会社が判断しますが、今後の増便とそれに伴い航空チケット価格も低減することが見込まれます。

しかしながら機内ではマスクの着用が義務付けられていることにはご注意ください。

また、これらの実際の措置に加え、中国へ渡航する外国人のための手配を最適化、適切なビザの発行する。中国人のアウトバウンド観光を国際情勢に合わせて秩序正しく再開する、等の方針も明言されています。

今後、大使館等による正式発表により、実際の渡航時における運用が明確にされる予定です。
情報が入り次第、本ジョイテルWebサイトにて解説の予定です。

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※本記事のイラストは「イラストAC」からダウンロードして利用させていただいています 。