中国・上海でも初詣に行こう【2026年】龍華寺・玉佛禅寺がおすすめ・混雑もなく快適にお詣りができます
日本はクリスマスを過ぎると一気に年の瀬、お正月気分となりますが、中国では年末年始を意識することがあまりなくなります。
最近では外灘や南京東路等で年越しイベントも開催されるようにはなっていますが、やはり中国の一般的な人にとっては本当の新年は旧正月の春節からということになります。
元旦も一つの祝日程度の扱いなので街の雰囲気もそれほど変わりません。
しかしながら、やはり年始の初詣は欠かせないと考える日本人の皆様も多いことでしょう。
中国・上海でも初詣ができる場所はあるのでしょうか?
もちろんあります。日本のような神社ではありませんが、歴史あるお寺が幾つかあります。
(本記事は2020年2月記事「龍華寺」「玉佛禅寺」の紹介記事を再編集・写真も2021年~2025年のものです)
※2026年初詣のご注意点
混雑緩和のため、各お寺の微信公式アカウント等にて拝観する方の事前登録と拝観日時の予約を義務付けている場合があります。
ただし、昨年一昨年にも事前登録はありましたが、元旦の混雑時を除き予約が無ければ入れないということはなかったようです。
公式アカウントの情報等をご確認ください。
上海・初詣は「龍華寺(longhuasi)」と「玉佛禅寺(yufochansi)」がおすすめ
今回、ご紹介するのは「龍華寺(longhuasi)」と「玉佛禅寺(yufochansi)」。
いずれも地下鉄で簡単に行くことができます。
日本の初詣は人が多くてうんざりするような混雑状態になってしまいますが、中国のお詣りは人も少なく快適です。
年始の三が日でも普段よりは若干多くなる程度で、混雑でお賽銭を投げるところまでたどり着けないということはありません。
■龍華寺案内|精進料理のうどんがおすすめです
住所 : 上海市徐汇区龙华镇龙华路2853号
時間 : 7:00~16:30
入場料 : 無料もしくは20RMB程度(混在時期等は有料となるようです)
交通 : 上海市地下鉄11号線・12号線「龍華寺駅」から徒歩5分
微信アカウント:「上海龙华寺(longhuasi)」で検索。「予約入寺」メニューから予約をお願いします。当日分にも空きはあるようです。
地下鉄駅を出ると目の前に仏塔が見えますので迷わずたどり着くことができます。

以前はこの龍華寺周辺も殺風景な感じでしたが、現在は新しく生まれ変わっています。
近くに公園や人気のショッピングセンターが開店しているので立ち寄ってみるのも面白いでしょう。
そして、龍華寺の入口に行ってみると、門に提灯も飾られて何となく新年を祝う雰囲気が伝わります。
寺に住まう猫もお参りしています。
この龍華寺には昔から名物グルメとして名高い精進うどんがあります。
お詣り途中のランチや軽食として最適です。
食堂は、門から入って本堂を更に奥に進んだ先の右側にあります。
以前はかなり古い食堂でしたが、2024年に改装されて新しくなり(その分、少し趣きが無くなりましたが)入りやすくなっています。
まずは行列に並んでうどんを受け取って食べてください。
看板に「先吃面后付款」と大きく書いてある通り「先に麺を食べて後で支払」をします。
お金を払うレジのようなものはありません。
テーブルの上にお支払い用のQRコードが貼り付けてありますので、これをお支払いアプリで読み取りお勘定をします。
■玉佛禅寺案内|ご本尊は奥まった玉佛殿へ
住所 : 上海市普陀区安远路170号
時間 : 8:00~16:30
入場料 : 20RMB
交通 : 上海市地下鉄13号線「江寧駅」から徒歩10分
微信アカウント:「上海玉佛禅寺(yufochansi)」で検索。「予約入寺」メニューがあります。各日の午前(08:00~12:00)もしくは午後(12:00~16:00)を選んで予約が可能であるようです。

入口から入ると大殿があり、そこだけを見て終わってしまいそうですが、玉佛禅寺のご本尊は奥まった別棟にあります。
大殿を進み、敷地内を左に道なりに行くと玉佛殿がありますので入ってみてください。

中国・お参りの作法は?周囲の人を見て真似をしてみよう!
お参りの作法も異なります。
お寺への入り方ですが、中国のお寺は大門の左右に小さな門があるのが普通で、向かって右から入って出るときは左からとなります。
これはもしその人に悪い付き物があったとして、寺に入る時にその付き物が門のところで一旦離れ、また出てくるのを待っているらしいのです。
同じ門から出てしまえば、その悪い付き物がまた待ってましたとばかりに再度取り付くのですが、別の門から出ればそれが取り付くことは無いということです。
まずは入口で線香を購入して火をつけ、これを両手で挟み、頭に掲げて願い事をして三回お辞儀をします。
お参りの作法は日本では「二礼二拍手一礼」ですが、中国では仏像の前で「膝を付けて拝む」のが正式です。
お祈りの方法も、中国式では願い事の前に心の中で自己紹介(名前、生年月日、住所)が必要とのこと。中国は人も多いですから神様仏様もいちいち見分けられないということでしょうか。
仏像の前での拝み方は、女性であれば手のひらを上に、男性は下にするらしいのですが、中国人の実際のお参りを見ているとあまりその作法は気にしていないようです。
そしてやはり中国における生活の特徴の一つである現金がほとんど使われないという事情から、お賽銭もアプリによるお支払いが当然となります。
日本人の皆様もお支払いアプリを準備してお詣りに行きましょう。
2つのお寺をはしごしてお詣りするのもよいでしょう。
いずれのお寺もこの年始から春節までの時期には初詣に訪れる日本人の方も多いようです。境内では日本語を話す親子連れもよく見かけます。
2026年の中国では、初詣のお賽銭もQRコードからアプリでお支払いです。
龍華寺で名物精進うどんを食べても現金を支払う場所はありませんし、それをチェックする人もいません。
さすがの中国でも仏様の前で無銭飲食はしないと言うことなのかもしれません(笑)。
日本人の皆様もお支払いアプリでしっかり支払いしましょう。
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